2016年8月31日水曜日

あくび

どうでもいいことですが、
こっちで、あくびをすると、
「おなか減ったの?」て聞かれます。

あくびは空腹のサインだってゆわれます。
日本では眠いときとか退屈なときのサインだってゆうと驚かれます。

なんか、あくびは眠いから出るもんだって、疑いもせずに思ってるからこそ、
あくびをすると眠い気がするのかもしれない。

うまくいかないこともいっぱいありますが、元気です。

2016年8月30日火曜日

ブシアオフィスのプロジェクトとブシア研修の目標

ブシアオフィスでの日々が始まりました。

まず、オフィスでの現在のプロジェクトは一つ。
結核、です。
結核は、マラリアとHIV/AIDSと肩を並べて三大感染症とよばれるものの一つ。

期間は2016年3月から2017年12月まで。
プロジェクトの内容は、結核患者を発見し治療を追跡するというもの。

ケニアでは、結核に感染しているかどうかの検査と、治療に必要な薬が、政府によって無料で提供されているとのこと。
ただし、病院などに来るための費用が賄えない事例も多く、治療と患者を結ぶ役割をしているのが、コミュニティヘルスボランティアと呼ばれる人たちで、ADEOはこの人たちを監督・支援しています。

そんなわけで、ボランティアが収集したデータを、管理したりするのがADEOの役目。今のところ日中ずっと停電してて、みんな暇そう。で、特に何もしてない。まだ届いてるデータが少ない、とのこと。
これまで5人いたスタッフのうち1人が辞めたらしいんですが、「暇だから4人で十分」という感じ。

こんな、のんびりオフィスなので、研修生の私ができることは、探さないかぎり降ってきたり湧いてきたりしないみたいです。ただ、今回、私が研修生としてオフィスに来て、明確に「これをやれ!」と言われたことは、1つだけ。

ドナーから資金を得るためのプロポーザルの作成。

どこまで出来るか分かりませんが、プロポーザルの作成と提出を最終目標に据え、奮闘したいと思います。

2016年8月28日日曜日

明日からブシア研修

今日の昼過ぎに到着しました、ブシア。
まずは、徒歩圏内でいろいろと挨拶回り。

ここでのまず私のメリットは、やっぱり訪問の回数、だと思う。
よく言われることですが、「1回行くのは誰でもやってる。2回目、3回目と繰り返すことで信頼関係は変わる」。私の場合、これまで1回の滞在は1か月前後と短いので、なおさらな気がする。人ってやっぱり相対的なもので、会うたびに変わる人って結構いる。最初は、すごい苦手だよこの人、顔こわいよ~なんて思ってた人が、2回目行くと、全然違う人のことがある。あ、2回目来た価値あったな、って思う。

そんなわけで、ADEOに関わるのは今回で初めてですが、ADEO以外のブシア内の人とつながりがあるのも、私の強みだと思うわけです。半年前にブシアに来たとき、「次来るときは、ADEOってところで働くかも」と話すと、ADEOの悪口なんかも聞いたりした。「あそこは最近よくないわ!スタッフがお金に誠実じゃないの!」と怒っていた人がいた。もちろん噂なので真意は謎。ただここの人たちの噂は結構具体的で、例えば「ユースにお金を支払うときにサインさせる紙面の額と、実際に渡すお金の額が違うらしい」と教えてもらった。

一方で、「俺ADEOでパソコンのトレーニング受けたよ」という高卒の人も。そして数年遅れたけど、その後大学に進学してるとのこと。

明日から自分の経験として、いろいろ学べたらと思います。

今さらですが、ナイロビ研修の振り返り

ブシア到着しました。今回は真面目なこと書きます。

今さらですが、ナイロビ研修を振り返って感じたことです。
長いです。

ADEOのオフィスでいろいろと話を聞きながら、私が単純に興味を持った2点。
①なぜ難民支援は終わったのか、②なぜ規模の大きなNGOが有利なのか。

①まず、難民支援について。ADEOのEは、EmergencyのEで、緊急人道支援とか、いわゆる難民ものの支援が始まりだった、と理解しています。それが今では、難民の支援はしておらず、もっぱら保健医療分野が中心です。

ナイロビオフィスの人に、なぜ難民支援が終わったのかを質問。シンプルな答え、資金がないから。

じゃあ、なぜ資金が得られないか。

第一に、「国連は、シリア難民のような新しいものを支援するのが好き」とのこと。ソマリア難民は古いし、(南)スーダン難民もシリア難民に比べると注意が払われていないとのこと。

第二に、ドナーの関心が薄れている状況の中で、「アメリカやイギリスの自分たちで資金を持ってるようなNGOと競争することなんか不可能だ」ということ。

確かに、ソマリア難民のような長期にわたって難民状態が続く人たちは、忘れられやすい。
てかアフリカは基本的にどんな問題も忘れられやすい。

だけど、アフリカの長期滞留難民は、第三国定住を選択する人は少なく、多くが、本国への帰還、または、一次避難国での定住を選ぶ。そりゃ第三国定住なら、イギリスやアメリカなどの再定住先のNGOが支援すると効率が良さそうな気もするけど、たとえばケニアのような一次避難国で定住するなら、ケニアのローカルなNGOの方がニーズに即した支援ができるように思う。

それでも、国際NGOが有利になっちゃう理由。これは財務担当の方からの指摘だけど、ドナーから資金を得るのは、競争で一番重要なことは、キャパシティ。例えば、資金をちゃんと使う透明性が確保されているかの証明や、どういった活動がここで可能か、ということ。これをやれ、と言われてはじめて方法を探しているようでは競争には勝てない。既に持っていないと。その地域に全くNGOがなければ、ローカルなNGOでも勝てるけど、たくさんNGOがあるなら大きなものが勝つ、と話した。

驚いたのは、ナイロビオフィスで資金繰りの困難に見舞われる主要な要因が、運営費(administrative cost)で、特に大きな出費である賃貸料が、月に92,000Kshということ。普通に大阪の私んちの家賃より倍くらい高い。

ナイロビの地価が上がっていることに加えて、ADEOが事務所を構えるのは、特にハイステータスな道路。こんな高価でも立地の良さを優先せざるを得ないのは、これまたドナーのため。安いところに移動してしまえば、ドナーが私たちにアクセスしてくれない、とのこと。まあ確かにそうだなと思う。私だって、ADEOのオフィスが治安の悪いところにあったら行けてない。

財務担当の人は、「It’s like a selling products.」とNGOの資金獲得について表現した。
うーん、もちろん競争って良い面もあると思うよ。でもさ、小さい組織の強みが奪われるような競争は、ないほうが良いと思ってしまう。
援助の現場にすら働く市場原理が、結局のところ効果的な援助を阻んでいるような気がしてならない。

そして、現在のようなプロジェクトが少ない時期は、スタッフも減らす必要に迫られていて、ファンドが取れるかどうかは、NGOの支援を待つフィールドの人びとだけでなく、NGOで働く人たちにとっても死活問題なのだと感じた。

国際NGOはファンドを取りやすくて、ローカルNGOが動きやすいのであれば、そこ協力すれば良いんじゃないかと単純に思うけど、スタッフにこう言うと、なかなか難しいのよ、と返された。国際NGOのことも勉強しないと分からないな、と思った。

今日は少し難しいこと書きました、以上です。

2016年8月27日土曜日

キスムからブシアへ

昨晩キスムに到着し、今日はキスムで買い物などしました。

ドコモショップでシムフリーにしてもらったスマホに、こっちのシムを入れてたんですが、電話は出来るのにネットワークが機能しない状況に陥っていました。ADEOオフィスのスタッフにもいろいろみてもらったんですが、なぜかうまくいかず。
が、今日、キスムのケータイショップで見てもらったら、なんらかの設定を変えてくれて、魔法がかかったように使えるようになりました。やっぱり分からないことは専門家に聞くのが早いですね!
というわけで、少なくともケータイのネット使えそうです。

明日はついにブシアです。ご縁あってブシアに行くのも、これで4回目。
ブシアはケニアのなかでもマイナーな小さいところですが、大学でさんざんブシアブシア言ってると、事務の人にまでブシアが定着。
危機管理上、事務に渡航届を毎回提出するんですが、初めてのときは、「え、ケニア行くんですか。ブシア?ナイロビから遠いの?危険度いくつなの?どうやって行くの?」という感じでしたが、今では、「あ、小川さんブシアですね、はいはい~」て感じです。

ブシアは、ナイロビからは遠く離れて、隣の国のウガンダと国境を接しているところです。
ウガンダは、「アフリカの真珠」とよばれるほど、土地が豊かな国。ブシアでは、そのウガンダから輸入される果物が最高においしいです。はじけるような色をしたスイカやパイナップルは、ナイロビとは、えらい違いです。バナナという果物界随一の庶民でさえ、なんともいえない甘さを誇ります。あとは、ジャックフルーツとかパパイヤとか、マンゴー、オレンジなどがよく食べられています。

そんなわけで明日はブシア。半年ぶりです。楽しみです。

2016年8月25日木曜日

首都から田舎への移動

安倍総理がナイロビ入りしたみたいですね!ADEOの代表に、「いや~総理が来るのは知らなかったよ」と話すと、「来るだろそりゃ。なんのためにアフリカ各国のリーダーがナイロビに集まってると思うんだ、シンゾーアベに会うためだよ!」と返されました。安倍総理の政策如何はおいといて、しばらくぶりに同じ人が総理大臣を比較的長期でやってるのは、外交上は安定して良いと思います。

ところで、今日でナイロビ事務所での勉強はひとまず終わりです。
ナイロビ事務所では、初めてNGOという組織を内部から勉強する機会をもらいました。

財政上のこととかも簡単に教えてもらってるけど、普通は、そんなの無理だと思う。これまでも調査の関係で、ケニアのいろんなところで格闘したけど、お金のこととか、やっぱり学生風情では、簡単に教えてもらえるものではない。アデオジャパンとADEOのつながりがあるからこその学びの機会に感謝です。

大雑把な感想ですが、NGOって難しいんだな、て思います。ケニアの学校教育みてると、とことん市場原理だな~と思ったりしますが、NGOも同じように、生き残りをかけて競争、競争、競争。でもって毎度のこと、競争はフェアじゃない。

まだまだ全体像はよくわかっていないものの、日程も限られていて、明日からは農村です。
キスムという地方都市を経由して、ブシアという地域を目指します。ブシアに行くのは楽しみ。

今は毎日ブログが更新できているけど、ナイロビを離れるとネットの関係で難しくなると思います。
農村では、Wifiはないので、ケータイのネットワークをキャッチしてパソコンでネットを使えるようにするんですが、今のとこ、一度もちゃんとキャッチできていません。。原因は分からない~。

2016年8月22日月曜日

研修初日

今日はのんびりしました。
スタッフの人と挨拶して、チャイもらって、いろいろ教えてもらって、ごはん食べに行って、という感じです。

お土産として日本のお菓子をいくつかあげたんですが、なかでも甘納豆が話題になっていました。
甘納豆をケニアに持ってったのは初めてですが、ケニアでは豆は日常的に食べられているし、「マハラグエ」というスワヒリ語は、「豆」を意味すると同時に、「煮豆」という料理名も意味するほどです。甘納豆は、豆に砂糖をつけたものだと説明しました。
オフィスの人は、「おいおいマハラグエに砂糖だってwwまじかww」といった口調で言い合っていました。きっとこれは、日本人がアメリカでは緑茶が砂糖入りで売られているのを知るときの衝撃と近いのでしょう(ケニアの人だってウーロン茶にたっぷり砂糖いれてた)。「砂糖」も「豆」も好きだからといって、それを組み合わせるかどうかはまた別問題。国や地域で全然ちがうんだな~と改めて。

甘納豆、まだあと2袋あるので、他のひとで試してみます。

2016年8月21日日曜日

ズートピアと不毛地帯

ナイロビ到着です、涼しくて良いですね。
TICADという会議が週末あるので空港で日本人をたくさん見かけました。

飛行機では念願のズートピアがみれました。が、期待しすぎたわりには、あれ?て感じだった。
ユーモア効いてておもしろいし、うまく現実にある人間世界の問題が風刺されてるんだけどさ、「うん、そこまでは分かるんだよ」と思いました。

それより、家を出る直前に読み終わった『不毛地帯』は良かった。読み応えがあった。もう10年後にでも再び読みたい。

ところでケニアと日本の時差は日本-6時間。日本では遅寝遅起きという、ぐうたらっぷりですが、ケニアへ来ると時差が良い感じに私を早寝早起きへと変えてゆきます。

明日からさっそく研修開始です。泊まってるとこから徒歩3分の事務所。みんなケニア人、たぶん。
初めて行くので緊張ものです。

2016年8月20日土曜日

今回ケニアですること

昨日書いたとおり、ADEOというNGOでのインターンをすることになります。
インターンというのは、中学校でいう職場体験のようなものでしょうか。「働く」ということを経験する、ということです。

私は、大学4年生までは社会系教科(※公民とか歴史とか)を対象とした教育学などを勉強しており、大学5年生からはアフリカの中等教育(※日本でいう中学校と高校)に関する研究をしています。
なので、今回のNGOが専門としている医療分野に関してはほとんど知識がない。とりあえず論文は読んでみましたが、知らない単語も多く、辞書が手放せない。。。

こんな状態で何ができるかは分からないですが、とにかく挑むのみです。


早速ですが今晩、関西空港を出発します、次の更新はケニアにて。

飛行機では、「ズートピア」が見たい。「シン・ゴジラ」も見たい。

2016年8月19日金曜日

ケニアへの渡航

ケニアはアフリカ大陸の東側にある赤道直下の国。時期や地域にもよりますが、日本の蒸されるような夏よりは涼しいです。

はじめて、ケニアに来たのは大学2年生のときでした。それから、いつのまにか今回は6回目。ひとりで行く、というとビックリされることが多いですが、あっちにはケニア人の知り合いがいるので、ひとりで行くという感覚とは少しちがう。

いつもは学校や家を訪問して、同世代ぐらいの人に話を聞いたりしています。
今回は、「ADEO」という保健医療分野を中心に活動しているNGOでインターンをします。NGOというのは、社会をより良くしていくことを目指して活動する、民間の団体です。

細かいことは、また更新します。

ちなみに今回は、せっかく長めに滞在できるので、ひとつでも多くのスワヒリ語(ケニアの国語)を覚えて帰ることを目標にしています。

2016年8月18日木曜日

ブログはじめました

はじめまして、恥ずかしながら縁あってブログという形でケニアでの研修と生活を記録することになりました。ネットが不安定なところに住むので、どのくらいの更新できるかは分かりませんが、できるかぎり向こうで感じたことや考えたことを書こうと思ってます。

私はいま大学院のD1です。といっても分かりにくいかもしれないですが、このあいだ、小学生に、「何年生なん?」て聞かれて、「大学7年生だよ」と答えました、そうゆうことです。ちなみに9年生が終わったら卒業します(希望)。

大学の7年生にもなると、ケニアで考えたことを表現する場所はとても限られてきます。でもこれを機会に、今回は私の中学時代の友達を読者に想定しながら、日々のことを書いていこうと思います!