今日、あるスタッフがボスに放った一言です。
今日はボスが何かと、このスタッフに対し「あれやれ」「これやれ」と横柄に指示していたんですが、我慢の限界だったようで、ついにスタッフがボスの指示を無視。それに対し、ボスは「おい、なにやってるんだ今」と声をかける。スタッフは、「へ~い、仕事やってんだよ!」と返し、続けて、「大物のように振る舞うな」の一撃。
いや、素晴らしいなと思います。
なかなか日本では考えられないような気がしますね。嫌な顔をするとか迷惑なことをアピールするぐらいはできるかもしれないけど、ボス自身の態度に対し喝を入れることは難しいと思います。
きちんと主張できる下の者と、それを受け入れる準備のある上の者がいてこそ、これが成り立つのですね。
こうゆう土壌があることは、とても大切だと思います。
例えば、日本の研究者の世界で考えてみると、学会なんかに行くと建前上は教員も学生も関係なくて、オフィシャルには「○○さん」とか「○○先生」という呼び分けはせずに、みんな「○○会員」って呼ばれます。「小川会員の発表に質問のある会員は挙手してください」とかそんな感じです。だけどまあ、実際のところは、発表者および質問者が、それぞれ学生なのか教授なのかで言い方や雰囲気は大きく変わりますけどね。
私はまだまだペーペーですが、それでも研究室のなかでは先輩側に回ってきているので、これまで先輩方にバシバシ言われてきた以上には、後輩にバシバシ言われません。だけどやっぱりバシバシ言い合う関係は大切だと思います。
なので、今日のADEOスタッフのやりとりをみて、すごいなと思います。改めて。
日本で簡単にできる多くのことがケニアではすごく難しいんですが、それと同様に、日本ではなかなか難しいことがケニアではすごく簡単だったりします。
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